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ファドレストラン [海外旅行]

リスボンへ来たならば

生のファドを聴きたいものです。

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なので、リスボン最後の夜は

ファドレストランヘ。

ファドをご存じない方もいるかもしれませんが、

日本でいえば演歌、フランスならシャンソン、

イタリアならカンツォーネといったところでしょうか。

日常の出来事や心の機微を

歌にしたものです。

本来ファドは、大衆の音楽なので

もっと地元の人でにぎわうような

気軽なファドレストランが一番良いのですが、

そういった店は、逆に観光客には敷居が高いので、

ガイドブックで紹介されていた

『CLUBE DE FADO』

という店を選びました。

予約してなかったけど(電話予約にひるんだ)

開店早々に訪れたら

快く席に案内してもらいました。

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想像していたより、高級な店構えだったので

軽装で行ったのを激しく後悔・・・。

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開店まもないので、まだお客も少なめ。

演奏前にお食事を。

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お通し。

フリットとチョリソー的な・・・。

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ワインとともに

サラダやタコのグリルなどを注文。

食事もなかなか美味しかった。

良い頃合いに店内が照明が暗くなり、

演奏がはじまります。

出演者は数名いて

後に登場する人ほどランクが高いそうです。

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1、2番手は若くて美しい女性歌手(写真ブレブレ)。  

壁にもたれて歌いだし、ムードたっぷり。

歌声も力強く素晴らしかった。

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ファドは伴奏のギターもとても素敵。

ちょっとチターにも似た音色で、 

歌声とともに哀愁を誘います。

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3番手の男性歌手はギターの弾き語り。

知られた歌だったのか、

途中で一緒に歌い始めるお客さんも。

enpoko自身,

子供の頃、父親がファドの女王

アマリア・ロドリゲスのレコードを気に入って

ヘビロテで聴いていた時期があり、

ファドを聴くと

子供時代を思い出し

ノスタルジックな気分になります。

ファドレストランが多く点在する

アルファマ地区は、やや治安が不安な所。

最後まで聴いていたら、深夜を過ぎるので、 

名残惜しいけど、 適当なところで切り上げました。

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帰りは店でタクシーを呼んでもらえますが、

ホテルまでそれほど遠くないので、

ファドの余韻に浸りながら歩いて帰りました。


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コメント 11

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YUTAじい

おはようございます。
貴重な体験・・・想い出しながらも素敵ですね・・・。
旅情感溢れる画もそそられます。
by YUTAじい (2016-12-13 04:37) 

knacke

夜の色も雰囲気も、お昼間とはまた違ってとっても素敵です。
レトロなお店、シンプルな盛りつけのお食事がおいしそう。
思い出と一緒の素敵な夜ですね。
黄金色の静かな夜の町をてくてく、なんだか懐かしいです。
by knacke (2016-12-13 11:02) 

ポピイ

すてきですね♪
ファドを聴いて子供のころの思い出をなんてかっこいいわぁ(・∀・)
by ポピイ (2016-12-13 12:29) 

ma2ma2

良い感じのレストランですね!
ワインに合いそうな料理ばかりですね(^^)
by ma2ma2 (2016-12-13 16:53) 

Gut

雰囲気あるお店ですね。
こういうお店は憧れます。
ファド…、知らない。
ちょっと聴いてみますね。

子供の頃に耳にしたものってずっと記憶に残ってますよね。
CMソングとか(笑)
当時の記憶が走馬灯のように思い出されて不思議な気分になります。
by Gut (2016-12-13 19:31) 

Chiffon

地元の方が訪れるお店で、演奏を聴きながらお食事っていいですね。
とても素敵な雰囲気のお店です。
ファドって聞いてみたことがありませんが、興味が出てきました。
by Chiffon (2016-12-15 21:36) 

enpoko

YUTAじいさんへ

ファド、異国情緒に溢れた旋律です。
是非、一度お聴きになってみてください。

ポルトガルに来たなら
行きたいと思っていたので
本当に良い想い出になりました。

でも、真っ暗でブレブレ写真。
動画にすれば良かったかな・・・。

knackeさんへ

ポルトガルは調理法が古風というか
シンプルだし、タコとかアジとかイワシとか
日本に馴染みのある食材も多し、パクチーはちょっと
困ったけど、食事に関してはあまりストレスなかったです。

そう、スペインとかポルトガルって
やけに夜の照明が黄色いですよね。

ポピイちゃんへ

私の実家は、来客の多いうちで、
父親の会社の同僚や部下の人たちが飲みに来ると
このレコードをかけていたんだよね・・・。

ma2ma2さんへ

そうそう、合いますね。
安くて美味しいポートワイン沢山ありますよ。

Gutさんへ

FADOとググれば、
YOU TUBEなどで聴けます。
このファドレストランで録画されたものもあります。
Fadoは、宿命という意味があり、
ポルトガル人にとっては心のよりどころでもあるようです。

その音楽を聴くと、よく聴いていた時代へ
いっぺんに引き戻されるようなことはよくありますよね。
子供時代だけでなく、青春時代にも・・・。

Chiffonさんへ

若い頃だと、旅先ではこういった場所は
かなり敷居が高く感じてなかなか行けなかったですが、
40歳半ばも過ぎると、こういった場所にも行っても
以前より、物怖じしなくなってきました。
とても良い想い出になりました。またいつか
ポルトガルに行くチャンスがあれば、また再来したいです。

ファド、ネット動画などでも色々アップされているので
良かったら聴いてみてくださいね。




by enpoko (2016-12-16 15:58) 

nicolas

渋いっすねー!小さいころにアマリアロドリゲスって。
お父様の傍で、アマリアロドリゲス。
やっぱ渋いなぁ。私はアマリアロドリゲス知ったのは二十歳過ぎてからでした。
ファドは歌の内容が暗いって言えば暗いので、演歌と似てますよね。
船で漁に出て帰らない夫を待つ歌とか、そういうの多いですよね。
生でファド、イイですね!やっぱり空気感とか違うんでしょうねー
ドゥルスポンテスってかたもイイですよ。CD二枚ほど持ってます。
by nicolas (2016-12-16 16:01) 

enpoko

nicolasさんへ

ファドは、市井の人たちが即興でその時の気分で
歌ったりすることもよくあるみたいですね。
やはり高級なレストランではなく、場末の酒場で
歌われるのが似合う感じですよね。

実はポルトガルに行ったのは初めてではなく
40数年前、私がまだ赤ちゃんのころに家族で
行ったことがあるのですが、
その時、ナザレかどこかの市場を母親が物色していたら、
市場のおばちゃんが母に向かって
いきなりファドを歌いだしたそうです。

どういうことを歌っていたのかしら?
ヘンな東洋人がきたぞ~♪
この女はどこから来たのかしら♪
なんてこと歌っていたのかも(笑)。

ドゥルスポンテス存じ上げません。
ちょっと調べてみます。
ファドの歌手はアマリア・ロドリゲスしか
知りませんから(苦笑)。
でもFADOのあのギターと歌、
ほんとにとっても良いですよね。
生で聴くと、いっきにその世界に引き込まれます。

by enpoko (2016-12-16 16:37) 

旅爺さん

フランスのシャンソン、イタリアのカンツオーネ、スペインのフラメンコなど一緒に写真を撮ったりの想い出が懐かしいです。
by 旅爺さん (2016-12-19 18:41) 

enpoko

旅爺さんへ

はじめまして。
コメントありがとうございます。
そうですか、色々な国に行かれたんですね。
音楽も旅の想い出には欠かせないものですよね。

by enpoko (2016-12-20 21:01) 

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